夏はフレイルになるリスクが増加する危険な時期です。
実は本格的な猛暑が始まると外出を控える人が増え、高齢者以外の若者や子どももフレイルを発症するリスクが高まります。
そこで今回は、夏のフレイルとはなにか、チェックポイントや予防方法についてご紹介します。
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フレイルとは?
フレイルとは、健康と要介護のちょうど中間の状態のことです。
危険ではあるものの、適切に対策すれば健康な状態に戻ることができます。
など、身体的な疾患はもちろん、精神面や社会的つながりを含む幅広い健康を指すことも特徴です。
夏にフレイルが増加するのはなぜ?
実は、夏になるとフレイルになる人が増加します。
これは、猛暑により外出を控える人が増え、慢性的に運動不足になりやすいからです。
また、高温多湿な環境下では体力も奪われやすく、活動量も減ってしまいます。
すると、筋力低下・やる気の減少・食欲減退など、フレイルになるリスクが高まってしまうのです。
高齢者はもちろん若者も危険
高齢者は気温や湿度の変化に敏感です。そのため脱水や熱中症になりやすく、夏はフレイルとともに様々な健康悪化に注意しなければなりません。
しかし、若者も例外ではありません。
クーラーの効いた室内にこもってしまうと、運動不足になり筋力も低下します。
また、室内と外気温の寒暖差が大きいと、自律神経が乱れて心身の不調が起こる危険もあるのです。
ちょっとした不調が積み重なっていくと、いずれフレイルに陥ってしまいます。
フレイルのチェックリスト
フレイルをチェックするには、以下の5項目を確認することが大切です。
①体重減少(6か月で2kg以上)
②疲労感
③活動量の減少(週に1回も運動していない)
④身体能力(横断歩道を青信号でわたりきれない)
⑤筋力低下(握力が男性<28kg女性<18kg)
詳しいチェックリストは「フレイルの基本チェックリスト!自己診断にも役立つ25の質問」でまとめています。ぜひ一度お試しください。
夏のフレイル予防のコツ
夏のフレイルの予防には、以下のような健康対策を行いましょう。
暑さ対策
まず、夏の暑さ対策を行うことが大前提です。
脱水や熱中症で寝込んでしまうと、それだけでフレイルになる危険性が高まります。
エアコンや扇風機を使い室温を28℃でキープしましょう。また、湿度は50~60%ほどが最適です。
運動習慣をなくさない
フレイル予防に欠かせないのが運動です。
夏は暑いのでなかなか運動する気にはならないかもしれませんが、だからといって何もしないでいると筋力は一気に衰えてしまいます。
朝や夕方などの涼しい時間帯に散歩をしたり、クーラーの効いた室内でストレッチを行うのもよいでしょう。
1日1回は意識して身体を動かすことが大切です。
栄養バランスに気をつける
夏は食欲がわかない方も多いでしょう。そのため、冷たい素麺やうどんなど、簡単にツルッと食べられるものにメニューが偏りがちです。
しかし、フレイルにならないためには栄養バランスを意識することが大切です。
栄養バランスは「まごわやさしい」を取り入れてみましょう。
夏のフレイルを防ごう!
夏はフレイルが増加しやすい時期です。そのため普段よりも意識してフレイル予防を行っていくようにしましょう。
健康寿命ポータルでは、フレイルに関する様々な知識を発信しています。また、若者の隠れ肥満である「サルコペニア肥満」も夏は注意しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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