健康寿命の定義は、要約すると「日常生活を健康的に過ごせる期間」のことです。

いわゆる寿命は、生まれてから死ぬまでの期間です。これに対して、健康寿命は、生まれてから健康的に日常生活ができる期間までを指します。

健康寿命は、世界保健機関(WHO)が提唱し、日本でも耳にする機会が増えてきました。厚生労働省では、健康寿命を延ばすための取り組みを行っています。

みんなで健康寿命を高めましょう!

健康寿命が全国平均より10歳も長い町・大阪府太子町から、健康的な日常生活を続けるためのヒントをお届けしています。

健康寿命の定義とは?

健康寿命の定義は、公的機関や各種団体によって少しずつ異なります。

つまり、総合すると健康寿命とは、心身の健康上の問題に制限されることなく、自立して健康的に生活できる期間のことです。

健康寿命と平均寿命の違い

健康寿命と平均寿命の違いは、不健康な期間を含むかどうかです。平均寿命のうち、寝たきりや歩行困難などの不健康な年数を差し引いた期間が健康寿命です。

日本は、長寿大国だと言われます。日本の平均寿命は2019年の統計で、男性81.41歳、女性87.45歳です。男女ともに平均して80歳以上まで生きることができます。

しかし、同じ年の健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳です。つまり、この年齢を過ぎると、健康的な生活が困難な高齢者が増加していきます。ひとりで生活できず、家族や介護施設などの補助なしでは生活ができなくなってしまいます。

健康寿命の重要性

少しでも長生きしたいという思いは、誰しもの願いです。しかし、介護や入院などのサポート無しに生活できない状態が続くことは、決して好ましいことではありません。

医療や介護のお世話になることも大切です。それでも、できれば自立した健康的な生活をできるだけ長く続けたいものです。

健康寿命の重要性を理解することで、早いうちから健康への配慮や取り組みができます。高齢者の心身の不健康の原因は、長年の生活習慣や運動不足などによるものが多いです。