未病の症状は、実は「疲れやすい」「眠れない」など、身近なものばかりです。
そこで今回は、体が発する「病気の前兆」である未病の症状を詳しく解説します。
また、後半では未病の治し方についてもわかりやすく解説しますので、なんとなく不調が続いている方はぜひ参考になさってください。
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未病の症状とは?
未病の自覚症状は、実は身近で誰でも感じているものです。
そのため、「年のせいかな?」と見過ごされてしまいやすいものもたくさんあります。
- 体がだるく、疲れが取れない
- やる気が起きず、ネガティブになる
- 食欲がわかない
- ぐっすり眠れない
- なんだか頭痛がする
- 肩こりや冷え性になった
どれも一時的なものであれば心配はいりません。
しかし、自覚症状を放置すると何らかの病気に移行してしまうことがあります。
このような症状に気づいた場合、まずはご自身の状態を「未病」だと自覚し、早めに対策を取ることが大切です。
日本未病学会による未病の症状
また、日本未病学会では、未病に関連する病気として、以下のような生活習慣病や循環器疾患を挙げています。
- 高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満、脂肪肝などの生活習慣病
- 動脈硬化、脳梗塞、心不全などの循環器疾患
- B型肝炎ウィルスのキャリア
- 骨粗鬆症
- メタボリックシンドローム
実は、このような病気は日々の不摂生な生活習慣によって発症することが大半です。
そのため、未病期に自覚症状がある病気は、生活習慣の改善で防ぐことができます。
健康寿命を延ばすためにも、まずは未病状態の治し方をしっかりと把握しておきましょう。
未病の治し方
未病を治すためには、まず日々の生活を見直すことが重要です。
生活リズムを整える
生活リズムが狂うと、自律神経失調症などさまざまな不調の原因になります。
そのため
- 毎日決まった時間に寝る・起きる
- 3食きちんと決まった時間に食べる
- 朝日を浴びて体内時計をリセットする
- 休みの日も同じ時間に起きる
など、生活のリズムを一定にすることが大切です。
運動習慣をつける
厚生労働省も健康維持のため、運動することを推奨しています。
ウォーキングなどの軽い有酸素運動のほか、実は集中して家事をしたり、楽しく歌を歌うことでも運動になります。
例えば運動強度の指標として「メッツ」という概念がありますので、ぜひ参考になさってください。
ストレスをためない
未病ケアでは心身ともに健康維持をすることが大切です。
そのため、趣味の時間を持つ、運動をするなど、お風呂に浸かるなどリラックスできる時間を確保しましょう。
バランスの良い食事
「まごわやさしい」など、和食中心で3食しっかりと食べることで食事のバランスを整えることができます。
しかし栄養バランスが整っているかどうかは、なかなか自分では判断しにくいものです。
なんとなく食べたいものから不足している栄養素をチェックすることができますので、ぜひ「「無性にアレが食べたい!」の原因とは?栄養不足のサイン一覧」の記事も参考になさってください。
定期的な健康診断
もし未病の自覚症状がなくても、もしかしたら病気が隠れているかもしれません。
そのため、ご自身の生活習慣改善に加え、人間ドックや健康診断など、定期的に病院で健康チェックをしてもらうことが大切です。
未病の症状を放置せず、きちんと対策しよう!
未病による症状は、体が健康から病気に移行するサインです。
まず生活習慣を見直し、もし治らない場合はお医者さんに相談してみるようにしましょう。
もし現在自覚症状がある場合は、そのほかにも「自律神経失調症の症状や認知症リスクをチェック」の記事も参考になさってください。
健康寿命ポータルでは、健康寿命を維持するためのポイントについて解説しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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