唾液にはアンチエイジング効果がある成分が含まれています。
そのため、実はしっかりと唾液を分泌するだけで、若返り効果が期待できるのです。
そこで本記事では、唾液の持つアンチエイジングパワーとともに、唾液を分泌するためのオーラルケアについて解説します。
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唾液とは?
唾液とは、口の中にある唾液腺が分泌する液体です。
具体的には耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つの唾液腺から、1日1000ml〜1500mlほど分泌されています。
唾液の役割
唾液にはさまざまな役割があります。
- 胃腸のサポート:消化酵素アミラーゼ、リパーゼによる消化促進
- 細菌増殖の抑制:抗菌成分リゾチーム
- 口腔の潤い保持:ムチンにより口臭やドライマウスを予防
- がん予防:酵素のペルオキシダーゼ、カタラーゼによる活性酸素除去
- 老化防止:パチロンによる新陳代謝向上、ラクトフェリンによる抗酸化作用
そこで今回は、若返り効果のある「パチロン」についてみていきましょう。
唾液中の「パチロン」のアンチエイジング効果
パチロンは唾液に含まれる成長ホルモンのひとつです。
- 内蔵や骨、筋肉などの成長促進
- 新陳代謝の活性化
- 骨粗鬆症予防
- 歯の再石灰化
- 美肌効果
- 薄毛防止
などの効果があり、実は「若返りのホルモン」として知られています。
なお20歳以降は分泌量が減少するため、分泌量の維持にはオーラルフレイルを防ぐ取り組みが重要です。
オーラルフレイルを防ぐための口腔ケア
オーラルフレイルとは、加齢により口腔機能が衰弱している状態です。具体的には「食べる・噛む・話す」といった機能の衰えで、放置すれば要介護に陥る原因になります。
実は、若返りホルモンである「パチロン」は、このオーラルフレイルを防ぐことで分泌を促すことができるのです。
しっかり噛む
まず、唾液をしっかり分泌させるためには、しっかりと噛むことが大切です。
なお咀嚼の目安としては、30回を目指しましょう。
正しい口腔ケアを行う
口腔ケアとは、具体的には歯磨きなどの口の中の清掃です。
口内にはたくさんの細菌がおり、放置すると虫歯だけでなく歯周病菌による
- 誤嚥性肺炎
- 心臓疾患
- 妊娠中の早産
- 動脈硬化
などの原因になります。そのため唾液の効果を発揮するためにも口腔内はきれいに保っておくことが大切です。
唾液腺マッサージ
また唾液腺はマッサージをすることで唾液分泌を促進することができます。
指で耳の下や顎の下を押すだけでも効果的です。
唾液でオーラルフレイルを防いでアンチエイジング!
唾液は消化だけでなく、健康維持や老化防止にも重要な役割を果たしています。
実はオーラルフレイルを防ぐことでアンチエイジング効果も期待できるため、まずは日常的に意識して口腔ケアを行うことを心がけましょう。
健康寿命ポータルでは、口腔ケアに関するさまざまな情報を発信しています。そのほかにも「8020運動とは?元気な歯は健康寿命を延ばすカギ」の記事も参考になさってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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