まごわやさしいが健康寿命を延ばす理由！実例と注意点を解説

「まごわやさしいが健康寿命を伸ばすカギ」だと、きいたことはありませんか？

健康的な食生活が長寿に結びつくことは広く知られていますが、その中でも「まごわやさしい」という食事法が注目されています。

この言葉は、特定の食材群を意識的に取り入れることで、栄養バランスを整え、生活習慣病の予防や健康寿命の延伸に役立つ考え方です。

しかし、現代の食生活では、手軽な加工食品や糖質中心の食事が増えていますが、こうした食習慣が健康リスクを高めていると指摘されています。

そこで、「まごわやさしい」を日々の食事に取り入れることで、栄養の偏りを防ぎ、健康維持に貢献できるのです。

本記事では、この食事法の効果や実践のポイントを詳しく解説します。

みんなで健康寿命を高めましょう！

健康寿命が全国平均より10歳も長い町・大阪府太子町から、健康的な日常生活を続けるためのヒントをお届けしています。

1. まごわやさしいとは？健康寿命との関わり
2. 長寿地域でのまごわやさしいと健康寿命の関係
2.1. 京丹後市の食生活と健康長寿の関係
3. まごわやさしいで健康寿命アップを実践する際の注意点
3.1. 塩分の摂取に注意
3.2. バランスの良い食事を意識する
4. まごわやさしいで健康寿命を延ばそう

まごわやさしいとは？健康寿命との関わり

まず、「まごわやさしい」とは、豆類、ごま、わかめ（海藻類）、野菜、魚、しいたけ（きのこ類）、いも類の頭文字をとった食事法を指します。

これは、昔から日本の食文化に根付いている食材をバランスよく摂取することを目的とした言葉です。

実際に日本の伝統的な食生活は、栄養バランスが整っていることで知られていますが、欧米化が進む現代では、脂質や糖質の摂取が増え、野菜や魚の消費量が減少しているのが実情です。

そのため、この食事法が健康維持の指標として再評価されています。

長寿地域でのまごわやさしいと健康寿命の関係

長寿地域と呼ばれる場所では、伝統的な食生活が根付いており、「まごわやさしい」の要素が多く見られることがわかってきました。

ここでは、京丹後市地域の食生活を取り上げ、「まごわやさしい」との関係を探ります。

京丹後市の食生活と健康長寿の関係

京都府京丹後市は、100歳以上の高齢者の割合が全国平均の約3倍とされる地域です。

実はこの地域では、新鮮な海産物や豊富な野菜を使った料理が日常的に食卓に並びます。

特に、ワカメやひじきなどの海藻類、地元で獲れる魚類、大豆を使った味噌や豆腐料理が豊富です。

また、地元産のサツマイモや里芋もよく食べられ、食物繊維を多く含むことから腸内環境の改善にも役立っています。

さらに、発酵食品である漬物や味噌汁も日常的に取り入れられ、腸内フローラを整える効果があるものです。

このような伝統的な食生活は、「まごわやさしい」の基本要素を満たしており、京丹後市の長寿率の高さに大きく影響していると考えられています。

まごわやさしいで健康寿命アップを実践する際の注意点

「まごわやさしい」を意識した食生活は、栄養バランスが取れた理想的な食事法とされています。

しかし、健康に良いとされる食材でも、摂取の仕方を誤ると逆効果になることがあります。

塩分の摂取に注意

まず「まごわやさしい」を取り入れた食事には、味噌汁や漬物、魚の干物など、塩分を多く含む食品が含まれることがあります。

例えば味噌や醤油は発酵食品として健康効果が期待されますが、摂取量が多すぎると高血圧や腎臓への負担を引き起こす可能性があるため注意しましょう。

また、煮物や和え物に使う調味料の量が多くなると、知らず知らずのうちに塩分摂取量が増えてしまいます。

そのため、対策として、出汁を活用して旨味を引き出し、塩分を控えめにする工夫が求められます。

さらに、減塩タイプの調味料を選ぶことや、酢や柑橘類を使った味付けを取り入れることも有効です。

こうした工夫をすることで、塩分過多を防ぎつつ、「まごわやさしい」の健康効果をより高めることができます。

バランスの良い食事を意識する

「まごわやさしい」の食材は、それぞれが優れた栄養素を持っていますが、特定の食材ばかりに偏ると、必要な栄養素が不足することがあります。

例えば、魚を多く食べることは良い習慣ですが、肉類を完全に排除すると、鉄分やビタミンB群が不足しやすくなります。

また、豆類や海藻をたくさん摂ることで食物繊維を補えますが、極端に多いと消化不良を引き起こす可能性もあります。

まずは「まごわやさしい」の食材をバランスよく組み合わせ、食事全体の栄養バランスを考慮することが大切です。

まごわやさしいで健康寿命を延ばそう

「まごわやさしい」は、健康的な食生活を支える重要な指針です。

まず、豆類や海藻、野菜、魚などをバランスよく摂取することで、生活習慣病の予防や健康寿命の延伸が期待できます。

また、京丹後市の長寿の秘訣や地中海食との共通点を見ても、「まごわやさしい」が持つ健康効果の高さがうかがえます。

ただし、塩分の摂取量に気をつけることや、特定の食材に偏らずバランスよく食べることが重要です。

日々の食事に無理なく取り入れることで、健康的な体を維持しながら、豊かな食生活を楽しむようにしましょう。

健康寿命ポータルでは、食生活からも健康をサポートしていきます。また、姉妹サイト「太子タウン」では様々な「まごわやさしい」レシピもご紹介していますので、ぜひご覧ください。

なお、高齢者や健康的な食事にお悩みの方は、栄養士監修の日替わり弁当を配達している配食のふれあい太子店までご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

投稿者プロフィール

野上和香子 (Wakako Nogami)