高齢者は自律神経失調症になりやすいことをご存知ですか?
実は、高齢になると体の機能が衰えることもあり、さまざまな不調が現れます。
その中でも特に注意が必要なのが、自律神経が乱れる「自律神経失調症」です。
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自律神経失調症とは?
自律神経失調とは、内臓や体温、感情などの体の活動をコントロールする神経のバランスが乱れた状態です。
具体的には活発に動いているときは「交感神経」、リラックスしているときは「副交感神経」がそれぞれ働いて、24時間体の機能を維持しています。
しかし、ストレスや加齢などで自律神経のバランスが崩れ、切り替えが上手くいかなくなるとさまざまな不調が現れます。
これが、自律神経失調症です。
高齢者は自律神経失調症になりやすい
実は、自律神経は加齢とともに老化し、男性:20〜30代、女性:30〜40代ごろから、急激に機能が衰えていくことがわかっています。
そのため高齢者は
- 季節の変わり目
- ちょっとしたストレス
- 睡眠不足
などで、すぐに自律神経失調症になってしまうのです。
高齢者が感じる自律神経失調症の症状
次に、高齢者が感じやすい自律神経失調症の症状をみていきましょう。
- 不眠
- 頭痛やめまい
- 動悸や発汗・ほてり
- 便秘や下痢など
- だるさ、無気力
- イライラ
実はこのような症状は、老化で起こる不調とよく似ているため見過ごされることもあります。
しかし、放置すると精神的フレイルのきっかけにもなりかねないので、早期に対策することが大切です。
自律神経失調症は認知症のリスクも高める?
実は、自律神経失調症になると認知症を発症しやすくなることもわかっています。
生活習慣の乱れやストレスから自律神経失調症になると、交感神経の優位が続き、
- 脳の神経細胞を傷つける活性酸素が増加する
- 副交感神経が働かずアルツハイマー型認知症の原因物質が脳内にたまる
などの原因で、脳の神経がどんどん傷ついていくのです。
自律神経失調症に気づくには体調変化に注意しよう!
自律神経失調症の高齢者は多いものの、「単なる老化」だと放置している方も少なくありません。
放置すると、体調を崩すだけでなく認知症からの要介護に陥ってしまう危険な状態です。
ぜひ日々のちょっとした体調変化に目を向け、意識して自律神経を整えていきましょう。
健康寿命ポータルでは、認知症や高齢者の不調を改善するためのポイントを発信しています。ぜひ「自律神経を整える方法5選!自律神経失調症になる原因と改善方法」の記事も参考になさってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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