酸化ストレスの原因には、実は私達のライフスタイルが大きく影響しています。
健康寿命を延ばし、老化を防ぐためには、まず酸化ストレスを引き起こす要因を知ることが大切です。
そこで今回は酸化ストレスを減らすため、原因となる要因を詳しく解説します。
ご自身の習慣や生活と照らし合わせながらご覧ください。
みんなで健康寿命を高めましょう!
健康寿命が全国平均より10歳も長い町・大阪府太子町から、健康的な日常生活を続けるためのヒントをお届けしています。
酸化ストレスとは?
酸化ストレスとは、体内で発生する活性酸素により細胞が傷ついている状態です。
この酸化ストレスが進行すると、たんぱく質やDNAがダメージを受け続け、
- ガンや糖尿病、アルツハイマー型認知症などの慢性疾患
など心身への悪影響が発生してしまいます。
酸化ストレスの原因
酸化ストレスが発生する原因には、「外部」と「内部」の2つの要因があります。
外部環境
まず、外部の環境要因が原因の酸化ストレスをみていきましょう。
・紫外線
太陽光に含まれる紫外線は、皮膚の細胞を直接傷つけ、活性酸素を発生させます。
するとシミやそばかすが増えたり、肌のハリが失われる、毛穴がたるむ、など見た目の老化が起こります。
また、毛根の細胞が傷つくことにより、白髪も増加しやすくなるのです。
そのため紫外線を防ぐためには、日焼け止めの使用や帽子をかぶるようにしましょう。
・大気汚染
近年問題になっている大気汚染は、例えば車や工場の排気ガス、PM2.5などです。
このような汚染物質は人体に有害であり、吸い込むと呼吸器や血管に炎症がおこる原因になります。
慢性的な炎症が起こると細胞が傷つき、酸化ストレスの原因になるのです。
内部環境
次に内部環境をみていきましょう。この内部環境とは、具体的には生活習慣のことです。
・ストレス
人間は精神的・身体的ストレスを感じると、体内で活性酸素が増加します。
また、慢性的にストレスを感じると自律神経が乱れ、体の抗酸化システムが働かなくなるため、結果的に活性酸素を中和しきれなくなるのです。
・栄養バランスの乱れ
ジャンクフードや加工食品ばかり食べていると、栄養が偏ります。
すると、抗酸化力のあるビタミンCやビタミンE、マグネシウムなどミネラルの栄養バランスが崩れ、酸化ストレスが蓄積してしまいます。
酸化ダメージを減らすためには、食生活を改善するか、ビタミンやNMNのサプリメントで栄養を補うことが大切です。
・喫煙
タバコを吸っていると、酸化ストレスが非常に高まることが知られています。
そもそもタバコには約4000種類の化学物質が含まれており、人体や細胞に有害です。
・運動不足/過剰な運動
運動不足はもちろん、アスリートのような過剰な運動を続けていても酸化ストレスが増大します。
特に運動不足の場合は基礎代謝が低下してしまうため、身体的フレイルやメタボリックシンドロームなどに特に注意が必要です。
酸化ストレスを減らすにはまず生活習慣の改善から
酸化ストレスの原因のほとんどは、日常生活の中に数多く潜んでいます。
まずは生活習慣を見直すことで酸化ストレスを減らし、健康寿命を延ばしていきましょう。
健康寿命ポータルでは、酸化ストレスから細胞を守るための情報を発信しています。
そのほかにも傷ついた細胞やDNAの再生について解説した「サーチュイン遺伝子とは?長寿遺伝子の活性化で健康長寿を目指そう!」の記事も参考になさってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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