オートファジーを活性化すると、老化防止や若返りにつながります。

しかし、何を食べればオートファジーにつながるのか、ご存じない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、オートファジーを促進する栄養素について詳しく解説します。

ぜひ日々の食事に取り入れていきましょう。

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オートファジーとは?

オートファジーとは、体内の細胞が自ら分解・再生を繰り返す自浄作用のことです。

有害物質を排除したり、損傷したり古くなった細胞を除去することで、細胞の健康状態を維持します

そのため、オートファジーを活性化することで若返り効果が期待できるのです。

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オートファジーを活性化する栄養素

では次に、オートファジーを活性化する栄養素を具体的にみていきましょう。

ウロリチン

ウロリチンはエラグ酸が腸内細菌に分解されて生成されるポリフェノールです。

実際にウロリチンAを摂取した線虫の寿命が1.3倍になったというデータもある有効成分です。

例えば、ザクロ、くるみなどナッツ類、ベリー類に含まれています

抗酸化作用も高いため、美容効果なども期待できます。

スペルミジン

スペルミジンは細胞の成長や増殖を担うポリアミンの一種です。

具体的には納豆、味噌、しょうゆ、チーズなどの発酵食品やシイタケなどのきのこ類に含まれています

また、このスペルミジンは100歳以上の長寿者であるスーパーセンチナリアンの体内に多いという研究データもあり、健康長寿と関係が深いとされている成分です。

食品からの摂取以外にも体内でも合成される成分で、オートファジーの活性化以外にも、免疫力向上効果も確認されています。

グルコサミン

グルコサミンは膝などの軟骨の健康維持に欠かせない成分として有名です。

実はこのグルコサミンは、軟骨細胞のサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化する効果があります。

サーチュイン遺伝子が活性化するとオートファジーも促進されるため、間接的に身体の若返りをサポートしているのです。

具体的にはカニの甲羅、エビの殻などに含まれていますが、サプリメントでの摂取が一般的です。

レスベラトロール

レスベラトロールは、ぶどうやブルーベリーに含まれるポリフェノールです。

サーチュイン遺伝子とオートファジーをどちらも活性化する成分として注目を集めています。

また、高い抗酸化作用が知られており、エイジングケア栄養素としても人気です。

NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)

NAD+は、細胞が生きていくために欠かせない補酵素です。

実はNAD+はオートファジーを制御する補酵素であり、サーチュイン遺伝子を活性化して細胞の若返りを助けています

実は体内でも合成される成分ですが、加齢とともに減少していくためNMNサプリメントなどで補うことが一般的です。

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野上 和香子 (Wakako Nogami)
野上 和香子 (Wakako Nogami)