「デブ菌」が腸内に多いと、実はなかなか痩せることができません。
そこで今回は、ダイエットの敵「デブ菌」とはなにかを詳しく解説します。
- ヤセ菌との違い
- なぜデブ菌が多いと太るのか
- デブ菌を減らす腸活のコツ
など、順番に見ていきましょう。
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デブ菌とは?
デブ菌とは、腸内の「ファーミキューテス門」に属する日和見菌のことです。
実はファーミキューテス門の腸内細菌は、高脂肪・高糖質な食物を好みます。
加えてエネルギー吸収の効率が高いため、体内に余分な脂肪を蓄える原因になるのです。
その結果、同じものを食べていてもデブ菌が多いと太りやすくなってしまいます。
また、デブ菌が増えると腸内の悪玉菌が優位になりやすいため、腸内環境が乱れてさらに太りやすくなってしまう、という悪循環が起こるのです。
ヤセ菌とは?
ヤセ菌とは、腸内の「バクテロイデーテス門」に属する日和見菌です。
デブ菌が脂肪を蓄える一方、ヤセ菌はエネルギー吸収を抑制します。
また、食物繊維をエサに「短鎖脂肪酸」を生成して脂肪燃焼をサポートしてくれるため、ダイエットの心強い味方になるのです。
加えて、このヤセ菌は腸内の善玉菌と協力関係にあります。そのためヤセ菌が増加することで自然と腸内フローラが整い、痩せやすい体質になることもわかっています。
デブ菌の撃退には、腸内フローラを整えることが大切
人間の腸内には、100兆〜1000兆個の腸内細菌が住んでいます。
腸内の常在菌である善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種類を合計すると、実に約1.5〜2kgほどになります。
実はデブ菌もヤセ菌も日和見菌の仲間なので、デブ菌を減らすためには善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことが大切です。
バランスの取れた食事
腸内環境を整えるには、栄養バランスのよい食事を取ることが大前提です。
- 善玉菌のエサになる食物繊維:野菜、果物、穀物、豆類など
- 善玉菌を増やす発酵食品:ヨーグルト、味噌、ぬか漬け、キムチ、納豆など
なお、善玉菌を増やす食品はプレバイオティクスと呼ばれています。例えばオクラやキャベツ、バナナ、ごぼうなどが有名です。
適度な運動習慣
腸内環境を整えるには、適度な運動習慣が欠かせません。
例えばウォーキングなど、体を動かすことで腸のぜん動運動が活性化されます。
効果的なウォーキング方法については、「幅プラス10cmがポイント!毎日のウォーキングをもっと効果的にするコツ」の記事を参考になさってください。
自然食品から善玉菌を摂取する
現代人の食生活では、食生活に気をつけてもなかなか腸内の善玉菌は増えません。
そのため、いちど腸内環境が整うまでは、ビフィズス菌・乳酸菌・酪酸菌などの善玉菌が多く含まれた栄養補助食品などを活用することも大切です。
このとき、サプリメントに頼るのではなく、食物繊維やほかの栄養素を含むヨーグルト飲料や青汁などから摂取するようにすると、より腸活効果が期待できます。
デブ菌を減らすには酪酸菌がおすすめ!
デブ菌を減らしてヤセ菌を育てるためには、正しく善玉菌を増やすことが大切です。
実は善玉菌をいくら摂取しても、ビフィズス菌や乳酸菌は胃酸で死滅してしまいます。
そこでおすすめなのが酪酸菌です。芽胞というカプセルに守られており、しっかり生きて腸まで届くので、ほかの善玉菌よりも確実な腸活効果が期待できます。
健康寿命ポータルでは、腸活や健康的なダイエットに関する情報を発信しています。酪酸菌について詳しく知りたい方は「酪酸菌は腸活の救世主!驚きの健康効果と摂取方法を解説」の記事も参考になさってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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