イレブンチェックとは？東大教授が考案したフレイル度チェック法

フレイル度を簡単にチェックできる診断のひとつに、イレブンチェックがあります。東大高齢社会総合研究機構が考案した１１項目の質問リストです。

項目数が少なく、フレイルの自己診断にも最適なイレブンチェックをご紹介します。

イレブンチェックとは？

イレブンチェックは、高齢者のフレイルの度合いを診断する１１の質問リストです。日本国内で広く普及しているフレイルの基本チェックリスト（２５項目）よりも項目数が少なく、簡単にチェックが可能です。

東京大学の老年医学が専門である飯島勝矢教授らの研究チームによって考案されました。

すべての質問は「はい」と「いいえ」のみの回答です。このため、回答者である高齢者にとっても負担が無く、フレイルの診断ができます。

カテゴリ	番号	質問	回答
栄養	1	ほぼ同じ年齢の同性と比較して健康に気を付けた食事を心がけていますか	①はい ②いいえ
	2	野菜料理と主菜（お肉またはお魚）を両方とも毎日2回以上は食べていますか	①はい ②いいえ
口腔	3	「さきいか」、「たくあん」くらいの固さの食品を普通に噛み切れますか	①はい ②いいえ
	4	お茶や汁物でむせることがありますか	①はい ②いいえ
運動	5	1回30分以上の汗をかく運動を週2日以上、1年以上実施していますか	①はい ②いいえ
	6	日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上実施していますか	①はい ②いいえ
	7	ほぼ同じ年齢の同性と比較して歩く速度が速いと思いますか	①はい ②いいえ
社会参加	8	昨年と比べて外出の回数が減っていますか	①はい ②いいえ
	9	1日に1回以上は、誰かと一緒に食事をしますか	①はい ②いいえ
	10	自分が活気に溢れていると思いますか	①はい ②いいえ
	11	何よりまず、物忘れが気になりますか	①はい ②いいえ