LDLコレステロールの値が高いと、動脈硬化や心筋梗塞など健康リスクが増大します。
特に50代の女性は、更年期によるホルモンバランスの変化が影響し、LDLコレステロール値が上がりやすくなるため、注意しなければなりません。
本記事では、LDLコレステロールの基礎知識をわかりやすくご紹介します。
まずはコレステロール値について正しく知り、改善につなげていきましょう。
みんなで健康寿命を高めましょう!

健康寿命が全国平均より10歳も長い町・大阪府太子町から、健康的な日常生活を続けるためのヒントをお届けしています。
LDL(悪玉)コレステロールとは?
LDLコレステロールは、肝臓で作られたコレステロールを全身の細胞に届ける役割を持つリポタンパク質の一種です。
実はコレステロール自体は、細胞膜の構成やホルモンの合成など、私たちの体にとって欠かせません。
しかし、過剰になると、血管の壁に蓄積し、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの病気のリスクを高めてしまいます。
そのため、「悪玉コレステロール」とも呼ばれています。
HDL(善玉)コレステロールとの違い
HDLコレステロールは「善玉コレステロール」として知られています。
なぜならHDLコレステロールは、体内の余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す役割があるからです。
この働きはコレステロール蓄積を減らし、動脈硬化の予防に繋がっています。
そのため健康維持のためには、体内のLDLコレステロールとHDLコレステロールのバランスを正しく保っていくことが大切です。
LDLコレステロールの検査結果の見方
それでは実際に、健康診断の数値の見方を確認していきましょう。
LDLコレステロールの基準値
- 正常範囲: 120 mg/dL未満
- 境界値: 120~139 mg/dL
- 高値: 140 mg/dL以上
ただし、心疾患や糖尿病をお持ちの方は、より低い目標値が必要とされる場合があります。
検査結果の注意点
まず値は、食事内容やストレス、体調などの影響を受けて変動します。
そのため、定期的に値を確認することが重要です。
特に心疾患や糖尿病など、他の健康リスクを抱えている方は早期対応しなければなりません。
まずはご自身に適した目標値を知るためにも、医師に相談しましょう。
家族性高コレステロール血症とは
また、家族性高コレステロール血症(FH)は、遺伝的な要因によってLDLコレステロール値が極めて高くなる疾患です。
具体的にはLDL受容体の異常が原因で発生します。
体内で正常に代謝されず、血液中のLDLコレステロール値が著しく高くなるのです。
遺伝によって引き起こされるため、生活習慣の改善だけでは対処が難しい場合があります。
診断方法
家族性高コレステロール血症は、非常に高いコレステロール値が確認された場合に疑われます。
- 家族内に高コレステロールや心血管疾患の患者がいる場合
- 皮膚や腱に現れる黄色腫(コレステロールが沈着した塊)
などが見られることで診断されます。
特に遺伝的要因が疑われる場合は、必ず医師に相談しましょう。
LDLコレステロールをきちんと管理しよう!
LDLコレステロールの値の管理は、動脈硬化や心血管疾患を予防し、健康的な生活を維持する上で欠かせません。
まずは検査結果を正しく理解し、コレステロール値の改善を目指しましょう。
また健康寿命ポータルでは、50代女性の健康寿命の疑問について詳しく解説しています。
そのほかにもコレステロールの改善方法の記事も参考になさってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
投稿者プロフィール

最新の投稿
健康寿命2025年2月7日悪玉コレステロールを減らすには?今日からできる改善策10選
健康寿命2025年1月24日LDLコレステロールの基準値は?健康診断結果を正しく読み取るコツ
健康寿命2025年1月17日空腹時血糖とHbA1cとは?50代女性の糖尿病リスクを解説
健康寿命2025年1月11日50代から要注意!? 健康診断で引っかかると危ない項目とは