チョコレートが食べたくなるのは栄養不足？知って得する体の声の聞き方

突然「チョコレートが食べたいな」と感じた経験はありませんか？

これは、単に甘いものが食べたいのではなく、栄養不足のサインかもしれません。

そこで今回は、チョコレートが食べたくなる理由や、チョコレートの代用におすすめの食材を詳しく解説します。

みんなで健康寿命を高めましょう！

健康寿命が全国平均より10歳も長い町・大阪府太子町から、健康的な日常生活を続けるためのヒントをお届けしています。

1. 無性にチョコレートが食べたくなるのはなぜ？
1.1. マグネシウム不足
1.2. 脳内のセロトニン不足
2. チョコレート食べたいときは代わりにコレ！
2.1. マグネシウム不足解消におすすめの食材
2.2. セロトニン不足解消におすすめの食材
3. チョコレートへの欲求をうまくコントロールするには

無性にチョコレートが食べたくなるのはなぜ？

なんだかチョコレートが食べたくてたまらない！と感じたとき、実は甘い「糖分」ではなく、他の栄養素が不足しているかもしれません。

マグネシウム不足

実はチョコレートのカカオはにはマグネシウムが豊富に含まれています。

そのため、マグネシウムが不足すると自然にチョコレートが欲しくなるのです。

マグネシウムは神経の調整や筋肉の収縮、血流の管理のほか、体内のエネルギー生産に欠かせないミネラルです。

そのため、不足すると以下のような悪影響が発生します。

疲れやすい、だるさを感じる
イライラする
気分が落ち込みやすい
筋肉がつる、またはけいれんしやすくなる
偏頭痛やめまい
ぐっすり眠れなくなる

そのため、「疲れたな〜」と感じるときにチョコレートが食べたくなったら、マグネシウム不足が疑われます。

脳内のセロトニン不足

女性に特有ですが、実は生理前に「チョコレートが食べたい」と感じやすい方が多い傾向にあります。

これは、生理前にエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンバランスが変化し、脳内のセロトニンレベルが大きく変化することが原因です。

実はチョコレートに含まれるトリプトファンは脳内でセロトニンに変化します。

そのため、無意識にチョコレートを求めてしまうことがあるのです。

チョコレート食べたいときは代わりにコレ！

もしチョコレートを食べたい気持ちがマグネシウムやセロトニン不足からきているものであれば、残念ながら少量のチョコを食べただけでは栄養不足は解消されません。

また、カカオを含むチョコレートやココアは砂糖が大量に含まれているため、過剰摂取をすると健康を損なう危険性があります。

そのため、どうしてもチョコレート欲がおさまらないときは、いちど足りない栄養素を取り入れるよう意識してみましょう。

マグネシウム不足解消におすすめの食材

実はストレス過多や食生活の欧米化により、現代人の多くはマグネシウム不足だといわれています。

「なんとなく疲れが取れない」「なんだか頭が痛い」と感じている方は、もしかしたら隠れマグネシウム不足かもしれません。

ナッツ類（アーモンド、カシューナッツ、クルミなど）
豆類（大豆、枝豆など）
海藻類（昆布、わかめ、のりなど）
緑黄色野菜（ブロッコリー、小松菜、ほうれんそうなど）

セロトニン不足解消におすすめの食材

セロトニン不足解消には、生成をサポートするトリプトファンやビタミンB6を含む食品を摂取すると効果的です。

ナッツ類（アーモンド、クルミ、カシューナッツ）
大豆（豆腐、納豆、味噌など）
乳製品（ヨーグルト、チーズ、牛乳など）
肉類（鶏肉、豚肉など）

チョコレートへの欲求をうまくコントロールするには

チョコレートが食べたくなるのは、実は体からの栄養不足のサインかもしれません。

そのため、甘いものを無理して我慢するのではなく、足りない栄養素を意識しながらうまくコントロールしていくことが大切です。

健康寿命ポータルでは、現代人の栄養不足解消のコツもご紹介しています。

例えばナッツはマグネシウム不足とセロトニン不足を同時に解消できるため「ナッツで寿命が延びる？ハーバードも認めた健康効果を調べてみた」の記事も参考になさってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

投稿者プロフィール

野上和香子 (Wakako Nogami)